身体障害者が受けられる福祉制度・サービス

福祉情報

身体障害者になると、日常生活で何かとお金が必要になってきます。そんな時に利用できるのが、各市町村にある福祉制度です。主な福祉制度について紹介していきたいと思います。

身体障害者手帳の交付

身体障害者になるとまず必要となってくるのが身体障害者手帳。いろいろな福祉サービスを受けるために必要な手帳となっています。対象の障害の種類は視覚障害、聴覚・平衡機能障害、音声・言語・そしゃく機能障害、肢体不自由、心臓機能障害、じん臓機能障害、呼吸器機能障害、ぼうこう又は直腸機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害、肝臓機能障害です。種類は多岐に渡ります。

重度心身障害者医療費助成制度

重度の心身障害者の経済負担を軽減し、保険診療の自己負担分を助成する制度です。医療費助成制度は市町村によって助成金額が異なります。私の住む自治体では3割負担分を全額助成してもらえるので、病院を受診したときの自己負担は0円です。(入院時の食費や個室代は助成なし)

補装具の交付及び修理

身体障害者手帳所持者に、眼鏡・補聴器・義肢・装具・車椅子等の購入や修理費用の助成が受けられます。私の住む自治体ではその1割が自己負担となります。基本的には1割負担だと思いますが、市町村によって変わってくるかもしれません。

日常生活用具の給付

ストマ用装具・便器・特殊寝台・盲人用時計・聴覚障害者用屋内信号装置・火災警報器などを給付が受けられます。各種目ごとに基準額を設定し、基本的にはその1割が自己負担となります。

紙おむつの給付

寝たきり又は常時失禁状態にある在宅の重度身体障害者(所得税非課税世帯に属する65歳未満の者)に対し、紙おむつの給付があります。

重度身体障害者住宅改造助成

在宅で介助を要する65歳未満の重度身体障害者(身体障害者手帳1・2級の交付を受けている者)で、生活保護世帯又は市民税非課税世帯に属する者に対して、住宅改造費の助成があります。

身体障害者自動車操作訓練事業助成

身体障害者の方が自動車運転免許を取得する場合に、取得に要する費用の一部を助成があります。自動車学校の費用ということですね。

身体障害者自動車改造助成

障害を持って人が自動車に乗ろうと思うと、その自動車を改造する必要があります。その自動車の改造に必要な経費の助成を受けることができます。

身体障害者補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)の給付

視覚・聴覚・肢体障害者の方は、身体障害者補助犬の給付を受けられます。こちらは少々ややこしいので、詳細は別記事にて解説いたします。

特別障害者手当

20才以上の在宅の方で、身体障害、精神障害がある方が受けられます。しかし、要件が厳しく簡単に受けることはできません。その他、所得制限があり、施設などに入所または3か月以上入院している方は対象になりません。

障害児福祉手当

20才未満で、身体障害者手帳1級、2級(一部)、療育手帳A1に準ずる障害を有する方が対象です。所得制限があるほか、施設などに入所している方は対象になりません。

特別児童扶養手当

20才未満で、中程度以上の心身障害児を養育しているときに支給します。所得制限があるほか、施設などに入所している場合は対象になりません。

心身障害児福祉年金

20才未満で、身体障害者手帳又は療育手帳の交付を受けている心身障害児を養育する方に対して支給します。ただし所得制限があるほか、特別児童扶養手当(国制度)を受けている方(支給停止の場合を含む)は対象になりません。

心身障害者扶養共済制度

障害者(児)の保護者(加入者)が死亡した(又は重度障害者になった)場合に、残された障害者(児)に終身一定額の年金を支給されます。

訪問入浴サービス

浴槽を載せた自動車で家庭を訪問して入浴サービスを実施します。

障害者外出支援事業(バス・タクシー)

バス

乗車カードと身体障害者手帳の提示により月2日利用可能です。

タクシー料金の一部助成

1、2級の身体障害者手帳の交付を受けた方に対して一定額のタクシー券を交付しています。

市町村によって制度や金額に違いがありますが、タクシーは1回の乗車で500円〜初乗り運賃ぐらいの金額が助成されます。

在宅理美容サービス

65歳未満の最重度の障害者の家庭を訪問して頭髪カットを行ってもらえます。

旅客運賃等の割引

身体障害者手帳をお持ちの方は、JRの運賃・バスの乗車運賃・航空運賃・タクシー運賃の割引が受けられます。

NHK受信料の減免

契約者が視・聴覚障害者又は重度の障害者で世帯主の場合、半額免除になります。 身体障害者及び知的障害者のいる市民税非課税世帯の場合、全額免除になります。

有料道路通行料金の割引

有料道路における通行料金が50%割引になります。

公共施設使用料等の減免制度

身体障害者手帳を所持する方が公共の文化・スポーツ施設、駐車場を利用する場合に、利用料・入場料が減免されます。場所によって違いがあると思うので、事前に調べておいた方が無難です。

税の優遇制度

身体障害者手帳をお持ちの方は、所得税・住民税の所得控除が受けられます。

自動車税・軽自動車税・自動車取得税の減免

身体障害者の通院、通学、生業その他の必要のために使用している自動車について、その自動車に課税される自動車税・軽自動車税、自動車取得税が申請によって減免されます。施設に入所している場合は受けられません。

障害者のための年金制度

国民年金に加入し、保険料を納付(免除)している途中に重度の障害を負った場合、又は20才未満の年齢で重度の障害を負った場合に20才から支給されます。

厚生年金の被保険者期間中に重度の障害を負った場合、障害基礎年金に上乗せして支給されます。

生活福祉資金等の貸付

他から貸付を受けられず、自立のために必要な場合、生活福祉資金の貸付を受けることができます。心身障害者の対象には、身体障害者更生資金・身体障害者生業近代化資金・障害者住宅設備資金・身体障害者等自動車購入資金が用意されています。

駐車禁止除外指定車標章の交付

身体障害者手帳の交付を受けている歩行困難な方については、警察署に申請にすることで「駐車禁止除外指定車標章」の交付を受けられる場合があります。駐車禁止区域に駐車しても駐禁を取られないので、非常に便利です。

まとめ

最後に、障害者に対する福祉制度は、各自治体によって異なる点がいくつかあります。

あそこの自治体ではあのサービスを受けられるのに、自分の自治体では受けられない!といったこともあります。

その点については注意していただき、自分の住む自治体に確認していただくことが確実です。

障害を負ってしまうと日常生活で様々な制約がでてきてしまいます。

そういった制約を少しでも軽減するため、日本には様々な福祉制度があります。

福祉制度を有効に利用して、快適な日常生活を送っていきましょう!


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